この記事ではギターのDコードの押さえ方や構成音を解説しています。
ギターのDコードについて
Dコードの押さえ方の種類
Dコードには5つの押さえ方があります。
当サイトは初心者向けに書いているので5つの内3つを紹介します。
- Dコードの押さえ方1【オープンコード】
- Dコードの押さえ方2【クローズドコード5弦ルート】
- Dコードの押さえ方3【クローズドコード6弦ルート】
(残り2つは要望があれば書きます。)
Dコードの押さえ方1【オープンコード】
では早速ですがDコードの押さえ方をダイアグラムで見てみましょう。
他のコードとの大きな違いは1~4弦しか使われていないことです。
実際に押弦するのは1~3弦となり、4弦は開放弦となっています。
では5弦と6弦の音はどうすれば良いのでしょうか。
Dコードの場合は親指を使ったミュートになります。
またDコードは1弦の音が鳴りづらいので最初のうちは省略コードで練習を始めるのがおすすめです。
ちなみに上記の図のように開放弦を混ぜたコードのことをオープンコードと呼びます。
Dコードの押さえ方2【クローズドコード5弦ルート】
ギター初心者泣かせの難しいDコードの押さえ方です。
1弦~5弦の5フレットを人差し指でセーハして、薬指でも2~4弦の7フレットをセーハします。
この押さえ方で一番有名なコードはBです。
開放弦が含まれているオープンコードに対して、開放弦が含まれていないコードのことをクローズドコードと呼びます。
人によってはハイコードと言ったりセーハのコードと言ったりします。一例を出すと、
- セーハのD
- クローズドのD
- ハイコードのD
- 5弦ルートのD
Dコードの押さえ方3【クローズドコード6弦ルート】
こちらもギター初心者泣かせの難しい押さえ方のDコードです。
1弦~6弦の10フレットを人差し指でセーハして、残った指でオープンコードのEコードを押さえます。
この押さえ方で一番有名なコードはFです。
Dコードの構成音は?
Dコードの構成音は以下のようになっています。
- D
- F #
- A
Dコードの構成音をドレミで言うと以下のようになります。
- レ
- ファ♯
- ラ
各弦の音は以下の表にまとめました。(Dコード押弦時)
弦 | 音名 | ディグリー |
1弦 | F♯(ファ♯) | 3度 |
2弦 | D(レ) | 1度 |
3弦 | A(ラ) | 5度 |
4弦 | D(レ) | 1度 |
5弦 | ミュート | なし |
6弦 | ミュート | なし |
Dコードから派生した変化型コード
Dmコード
Dコードの1弦2フレットの音を1弦1フレットに変えてあげるとDm(ディーマイナー)コードが出来上がります。
DコードとDmコードを比較すると変わったのは1弦の音だけなのですが、指使いはがらりと変わってしまいます。
指使いがガラリと変わってしまうことがDマイナーコードの覚えづらさにつながっています。
ですのでDmコードはDコードの1弦2フレットの音が1フレット低くなったものだと覚えてください。
Dsus4コード
よくDコード押弦時に小指で1弦の3フレットを押さえることがありますが、このコードのことをDsus4(ディーサスフォー)と言います。
DコードとDsus4コードを比較すると1弦2フレットの音が1弦3フレットになっています。
Dsus4コードの押さえ方はDコードを押さえたまま、小指で1弦3フレットの音を付け足します。
つまり4本の指で押弦している状態です。(Dコード+小指)